こんにちは。MIKIKO です。
気がつけば、あっという間に4月も半ば過ぎ。
私は東京にいると時間の流れがとても早く感じるので、時々ふと立ち止まって意識を今に集中するようにしています。
皆さんはいかがお過ごしですか?
今回は京都の鞍馬寺への旅、【日本探訪・ぐるっと鞍馬山(5)】
阿吽(あうん)の虎に導かれた京都旅について、続きをご紹介したいと思います。
鞍馬寺金堂から魔王殿へと向かう静かで人気のない山道の奥の院参道
鞍馬寺金堂から、奥の院 魔王殿へ向かう道は歩きやすいように階段が作られている場所もありますが、基本的に静かで人気のない山の中にあります。
うっそうとそびえ立つ木々の中を歩いて行くので、女性一人だとちょっと怖いなと感じました。
奥の院参道など、魔王殿への道案内については下記、鞍馬寺の山内案内をご参照くださいね。
奥の院参道
本殿の左側の参道を登って2分程で霊宝殿(鞍馬山博物館)に至ります。その途中には、先代管長信樂香雲の歌の師である與謝野晶子・寛の歌碑と移築された晶子の書斎、冬柏亭があります。
その前が霊宝殿(鞍馬山博物館)で、その先は、牛若丸が天狗に剣術を習ったという伝説の場所、僧正ガ谷を経て魔王殿に至る奥の院参道が始まります。
牛若丸息つぎの水
霊宝殿を出て、小さな門をくぐると、険しい奥の院参道となります。
牛若丸は、天狗に兵法を習うために深夜、独りで奥の院道を急ぎ、途中で息つぎのために湧水を飲んだ場所とされています。
山内案内 | 総本山 鞍馬寺より引用
下の写真は牛若丸息つぎの水
奥の院参道は本当に険しい山道なので、牛若丸が息つぎのために湧き水を飲んだという伝説は「んー、わかる、わかる」と合点がいきますね。
屏風坂の地蔵尊
鞍馬山の中にある神秘的で不思議な感覚を感じる木の根道
鞍馬山の中にある沢山の木々。
下の写真のように大きな木の根っこが地面にあらわれていてます。
力強い木の根が表面にあらわれている様子を眺めていると、
なんとも言えない神秘的で、不思議な感覚になりました。
木の根道
根が地表面でアラベスク模様を描くのは、この辺り一帯の砂岩が灼熱のマグマの貫入によって硬化したために根が地下に伸びることが出来なかったため。
牛若も「木の根道」で兵法修行をしたと伝えられています。
山内案内 | 総本山 鞍馬寺より引用
背比べ石
平家が父の仇であることを知った牛若は、奥州平泉の藤原秀衡を頼って鞍馬寺を出奔します。
その際、名残を惜しんで、この石と背比べをしたと伝承されています。
山内案内 | 総本山 鞍馬寺より引用
険しい鞍馬の山道を歩きながら、僧正ガ谷不動堂(そうじょうがだにふどうどう)へ、幾何学模様の石床から強いパワーを感じました
歩きやすいように山道には階段が作られていますが長く険しい道。
階段で登りやすくはなっていても途中で息切れしてしまい、
ところどころで休憩しながら、少しずつ道を進んでいきます。
僧正ガ谷不動堂(そうじょうがだにふどうどう)に到着。
僧正ガ谷不動堂(そうじょうがだにふどうどう)
山内案内 | 総本山 鞍馬寺より引用
僧正ガ谷不動堂(そうじょうがだにふどうどう)の前にある石床(いしどこ)です。
鞍馬寺金堂の前にある金剛床(こんごうしょう)でもすごいパワーを感じましたが、
僧正ガ谷不動堂(そうじょうがだにふどうどう)にあるこの石床からも
強いパワーを感じました。
ぐるっと鞍馬山を貴船まで歩く方はぜひ、体験してみてくださいね。
ようやくたどり着いた奥の院 魔王殿。しばらく宇宙を感じながら瞑想しました
奥の院 魔王殿
本殿から西の貴船神社へ抜ける山道の途中、奇岩の上にある小堂。650万年前に金星から地球に降り立ったという魔王尊を祀っている。現在の建物は1945年(昭和20年)の焼失後の再建。標高435m。
鞍馬寺 - Wikipedia より引用
中へ入ると祭壇があります。
静かに感謝参りと瞑想をして、
奥の院 魔王殿をあとにしました。
奥の院 魔王殿からは下坂の道が続きます。
今回は本当に久しぶりの鞍馬寺への参拝。
鞍馬山の山道は険しく、かなり体力がいるな、と感じましたが、
黙々と山の中を歩いているだけで、心はすっきり、清々しい気分になりました。
鞍馬寺西門の近くにあった石像。
ようやく貴船に到着。
鞍馬駅からスタートし、由岐神社、鞍馬寺金堂、奥の院 魔王殿。
そして貴船へのぐるっと鞍馬山の旅。
11時頃に鞍馬駅に到着し、最終地点の貴船に到着したのが14時頃。
お昼休憩を取ったり、途中で休みながら歩いたので所要時間は約3時間。
夏日と言われるような暑い京都の1日でしたが、とても気持ちの良いハイキングになりました。
桜が終わり、これから新緑の時期になるので、ぐるっと鞍馬山の旅に興味を持たれた方は、ぜひ訪れてみてくださいね。