こんにちは。MIKIKOです。
私は子供の頃から、本好きな母親の影響で本を読むのが大好きでした。
小学生の時にマイブームだった本が、
少女向けお菓子のレシピ本、そして、おしゃれレッスン本でした。
ちょうど私が小学生だった時、お菓子やパン作りが母親の友人グループの間で大流行!
家には、お菓子を作る道具がいっぱい揃っていました。
私がフランス菓子大好きになった理由の1つは、お菓子作りの環境が揃っていたから…
お菓子作りの基本用具として、
1.はかるもの・・・はかり、計量スプーン、計量カップ、温度計
2.焼き型、ぬき型、流し型・・・
例えば、
スポンジケーキ、パウンドケーキ、マドレーヌ等の焼き型。
クッキー、ドーナツなどを綺麗にぬくためのぬき型。
プリンやババロアを作る時に使う流し型。
3.色々な調理用具・・・
(1)オーブン(2)蒸し器(3)デコレーション用の絞り出し袋とくち金
(4)ケーキ台(5)ケーキあみ(6)泡立て器(7)木ベラ、ゴムベラ、はけ
(8)めん棒
上記のようなお菓子作りで使う道具が一式揃っていたので、
私がお菓子作り、特にフランス菓子を身近に感じられたのだと思います。
フランスに憧れた小学生時代、初めて作ったフランス料理はフレンチトースト だった!
小学生時代から、母親のお菓子作りのお手伝いをするのが大好きだったんですが、
初めて自分で作ったのがフレンチトースト。
必要な調理道具
1.フライパン、2.フライ返し、3.ボール、4泡立て器、5.計量カップ
道具がシンプルだったので小学生の私にも手軽に挑戦できたのだと思います。
材料
1.食パン、2.卵、3.牛乳、4.砂糖、5.バター、6.バニラエッセンス
※6のバニラエッセンスは、当時お菓子作り大好きな母親にとって欠かせない香料。
主にカスタードクリームやプリン、スポンジケーキを作る時に使用していましたよ。
小学生の時に作ったフレンチトーストの写真がないので、
それと近いフレンチトースト写真を下記に載せますね。
皆さんご存知の通り、フレンチトーストは食パンを卵、牛乳、砂糖、バニラエッセンスを混ぜ合わせた液に浸しますよね。
やわらかくて、ふわふわな食パンを使ったのでかなり液を吸って食パンが膨張。
食パンの重さもかなりずっしり。
フライパンにバターを入れて、食パンを焼く時には小学生の私にはかなり重かった記憶があります。
そして、私が初めて作ったフレンチトーストを味見した両親。
かなり変わった食感、味だったようで、最初は無言。。。
正直で優しい両親なので、感想は「不思議な味」でした。
※余談ですが、イギリス留学(遊学)時代にホームスティ先のファミリーに両親から送られてきた名古屋名物の「ういろう」を食べてもらったところ、
「Unusual taste...」(アンユージュアル テイスト )
珍しい、変わった味だね。と言われたんですが、私の両親の感想はそれと同じかもしれませんね。ホームスティ先のファミリーもとても優しい人達でした。
パリ生活で毎日バゲットを食べていて体験したこと。フランスのバゲットは日を置くと、かなり固くなるんだ!ということでした。
アパルトマン近くのブーランジェリー(パン屋さん)で、
毎日、その日に焼きあがったバゲットを日中に購入。
買ってきた日の昼食や夕食で食べると、あまりの美味しさについつい一本ぺろっと食べてしまいそうなんですが、結構早く固くなることを発見。
翌日の朝食ではまだ大丈夫なんですが、
夕方近くまでそのまま台所へ置いておいたら、びっくりするほど固くなっていました。
私にとっては衝撃的な体験。
固くなるとは聞いていたけれど、これほど固いとは驚きでした。
(石と同じくらいの固さとは言わないですが、手でポキっと割ろうとしてもビクともしないくらいです…)
フランスに憧れた小学生時代、初めて作ったフランス料理・フレンチトーストは、パン・ペルデュ(Pain perdu)だった。。。
結構早くに固くなってしまうフランスのバゲット。
以下、フランス語関係の本で私のお気に入り本「パン屋さんのフランス語」P96-P99、パン・ペルデュ(Pain perdu)から抜粋します。
日本でもフレンチトーストの名前でお馴染み。
フランスでは「駄目になったパン」という意味の
"Pain perdu"と呼びます。
したがって固くなったパンで作るのが一般的。
ブリオッシュやパン・ド・ミーで作ってもOK。
「固くなったパンで作るのが一般的」
というフレーズを読んでとても合点がいきました。
固くなったバゲットを卵、牛乳、砂糖などを混ぜ合わせた液に一定時間浸せば、柔らかいバゲットに変身。
カフェなどのお店で食べるフレンチトーストは、
固くなったパン=駄目になったパン=パン・ペルデュ(Pain perdu)ではないと思いますが、自宅で固くなったバゲットを美味しく食べる方法として知っておくのは生活の知恵ですね。
2013年思い出のパン・ペルデュ(Pain perdu)=フレンチトーストin アンリ・ルルー
最後は、思い出の パン・ペルデュ(Pain perdu)
2013年秋に食べたスペシャルなパン・ペルデュ(Pain perdu)です。
アンリ・ルルーさんで、開催されたテイスティング会に参加した時に食べたパン・ペルデュ(Pain perdu)
1970年代後半、アンリ・ルルーが考案した塩バターキャラメル(Caramel Beurre Sale)によって、キャラメルの歴史は大きく変わりました。アンリ・ルルーの出身地、ブルターニュはかつて酪農とともに塩田が豊富で、保存と輸出のためにバターに塩を加えてつくる加塩バターの生産地として有名でしたが、その塩バターを使った塩バターキャラメル、その名も「C.B.S.」を考案し、大変なブームとなったのです。
アンリ・ルルーさんが考案した塩バターキャラメル(Caramel Beurre Sale)=略して「C.B.S」
この時のパンはパリの老舗ブーランジェリー「ポワラーヌ/Poilane」のブリオッシュ。
Paris page | Ecommerce Poilane
ブリオッシュの上にはアンリ・ルルーさんが考案したスペシャリテの塩バターキャラメル(Caramel Beurre Sale)=略して「C.B.S」がたっぷり塗られています。
粗く刻まれたナッツの香ばしさ。添えられたバニラアイスクリームと一緒に味わいました。
私が体験したスペシャルなフレンチトースト。
思い出の パン・ペルデュ(Pain perdu)です。